EARTH VOICE OFFICIAL
Earth Voice into AMAMI
お陰様で大盛況の下、終演致しました。
ありがっさまりょうた!
Earth Voice
into AMAMI
神奈川、東京にて大盛況のスタートを切った
Earth Voice project。
切望、念願の奄美大島での公演が決定!!!
[チケットプレイガイド]
-名瀬-
アーマイナープロジェクト
ブックス十番館
セントラル楽器
TSUTAYA名瀬店
-笠利-
MISHORAN CAFE
台風2号の影響により公演日延期!
2023年6月18日(日)
13時開演(13時30分開場)
まだ間に合う!
EarthVoiceは、
既にある豊かさを愛で、その価値をシェアし
「地球と人との共振のツール」としての音楽を未来に繋げていくことを目指しています。
まりなの島唄教室でもある
あやまる会の子ども達を
ゲストにお迎えします!
収益の一部は世界自然遺産 奄美大島の子供たちの島唄教育の資金に充てられます。
(三線の新調修理、小道具の調達、島の文化に関する書籍の購入、民謡大会での伴奏者への謝礼、大島紬の新調修理など)
【まりなの声】
●アースボイスというプロジェクトを始めたきっかけを教えてください。
私にとって島唄は自分を形成するほとんどですが、
その島唄は色んな時代と人を旅し、ここまで繋がれてきたものです。
島唄を軸に、ものの生まれ、ことの生まれ、うたの生まれ、、を辿ったとき
「土地に根付き、伝えられてきた音」とは先人が”たったこれだけ"という当時の素朴な生活から
生み出した宇宙の創造だと思いました。
私にとってその「宇宙の創造」は島唄でした。
上京し、様々なコトと出会う中で土地に根付く音の「マツル力」を感じました。
この底力はどの土地にも根っこのように脈々と繋がっていて、深く強くわたしたちを支えてくれています。
そんな宇宙の創造を、わたしの土地の音、「島唄」から共有したいという思いで、
世界でご活躍される日本音楽家 吉井盛悟さんとの共感の末、発足するに至りました。
●島唄は生活の一部で、ご先祖様にアクセスできるツール、口伝で伝えていく責任があるとおっしゃっていましたが、今までの活動を振り返り、反省点などはありますか。
ここまでわたしたちのもとに島唄が残ってきた理由と、
わたしたちが島唄を受け継ぎ伝えていく理由に正解はないのですが、
“理由"があるのは確かだと感じるので、
島唄自体を吟味、研究しつつ簡単に無くさないことだと思っています。
今、正直なところ反省はまだないですが、日々課題は、やって来てくれます。
人が感動することと、人の心が懐かしむことは、微妙な差ですが、大きな違いです。
大きく派手なカラフルな音が出て感動するより、
小さくてモノクロでも確かな音を聞こうとする心を大切にしたいと思っています。。
【盛悟の声】
●過去38か国、1200以上の公演の旅をなさってきたようですが、
盛悟さんは奄美のどのようなところに魅力を感じているのですか。
旅をしていて、「また来たいなぁ」と思うところには、
「美味しいご飯と旨い酒といい音楽」があります。
トップブランドが並ぶショッピングモールやチェーン店が並ぶ画一化された
街並みを歩いてる時に少し悲しい気持ちになります。
何年も前ですが、初めて私が奄美大島に来た際、黒糖焼酎で飲み明かした翌日、
飛行場で離任する先生たちを若者が六調踊って見送っているのを見ました。
すごく感動しましたし、「こんな素敵な場所が日本にあったのか!」と思うと
「今、現在一番大切にされるべき世界的な魅力」だと感じ
「失ってはならないかげがえのないもの」だと直感的に感じました。
その直感が奄美に魅かれる理由に直結しています。
●盛悟さんは青年期から八丈島や佐渡島などの離島を訪れてきたと伺いましたが、
盛悟さんにとって「島」の魅力とはなんでしょうか?
限られた資源をブリコラージュ(寄せ集め)して最大限の「豊かさ」を生み出すという力があると思っています。
島には酷な生活の中でも「その土地に応じた知恵と工夫」で笑顔を作る知恵が沢山あると実感しています。
「あれも欲しいこれも欲しい」の消費社会に対し「あれもないし、これもない、でも幸せ」というスタンスがある。
地球の恩恵を最大限に活かす知恵と共に生きる本物の豊かさに向き合える場所だと思っています。
●日本音楽作曲家の盛悟さんにとって奄美の音楽とは。。
奄美の文化はポリネシア的な要素や台湾や大陸の要素、
琉球や本土の要素の複合的なミックス文化であると感じています。
様々な被支配統治の経験もありつつも潮の流れと共にある自然発生的由来を残す奄美音楽は、
日本の中でも様々な境を越えることのできる、もっとも壁のない壮大な音楽文化だと私は感じています。
【ふたりの声】
●今回の公演への思いと意気込み
[盛悟]
パラグライダーから見た海とウミガメたち、
マングローブカヌーで浮かびながらクロイワツクツクの声を聞いたこと、
大浜の夕陽、ほろ酔いでの八月踊り、六調のうねりと老若男女の目の輝き、
思い返せば奄美大島には沢山の恩恵をいただいています。
私なりにどうご恩返しができるかと考えを巡らせております。。。
島の魅力そのままを、世代を越えて、土地を越えてどう伝えていけるかということに
私なりに最善を尽くしたいと思っております。
[まりな]
「わたしが今、こうして唄ってられるのは誰の、何のお陰様なのだろう。
唄う体があって、動く指がある。
歩んできた時間の中でたくさんの師匠たちから学び、経て、
私の中に息づく今の跡を残したい。いつだって、
今の私にできることは自分のアシアトを少しでも深く刻むことではないだろうか。」
と思いながら唄い続ける日々。
まだたった27年の人生ですが、
島の皆々様の愛いっぱいに育てて頂きながらここまで生きてきました。
わたしなりの恩返しのひとつとして、丁寧に創りあげ、
島の人たちが島の未来を想い馳せる、そんな公演にしたいと思っています。